No.001 はじめの一歩

▲もう9年も昔のゲームです。
 色々と前置きを省略して、『チョコボスタリオン』です。
 発売当初は「チョコボが出てるー!」と、ただそれだけで飛びつき、あまりの難解さに速攻投げ出したゲーム。当時のスクウェアは「不思議のダンジョン」シリーズや「タクティクス」シリーズ等、“他社ブランドを利用した自社製品”の開発を熱心に行っていて、これも恐らくはその過程でドサクサに紛れて作られたんだと思います。
 でも、チョコボ好きの子供がやるには難しすぎました。一見おちゃらけているようにも見えますが、著作権表示がスクウェアと「ダビスタ」のパリティビットが連名になっているように、中身は決して甘くはないです。開発に薗部博之さんが関わっていることからも本気度が窺えます。
 「ダビスタ」のメインターゲット層を対象にしていたのか、説明書はいまいちよく分からないし、ゲームを始めてみればチュートリアルも何も無しに突然牧場に放り出されるし、血統構築の「け」の字も知らない人間がやるには不親切過ぎます。そりゃ売れないって。
 そんなチョコスタですが、インターネットを通じてジワジワと水面下でその輪が広がっていきます。
 具体的なサイト名は伏せますが、チョコスタのポータルサイトとも言うべき超大手サイトがかつてありました。最盛期は恐らく2000年から2002年頃。エキシビジョンあり、掲示板あり、チャットあり、CGIゲームあり、とにかく凄かった。
 しかし、爆発的に広がった輪もそのサイトの閉鎖と共に収束していきます。これが2004年頃。

 それ以降プレイヤーは散り散りになってしまったのですが、現在ファンサイトや「2ちゃんねる」等で細々とエキシビジョンが開催されたりしています。今回このプレイ日記を立ち上げたのも、そのエキシビジョンでなんとかして勝ちたいと思ったからです。
 まず最初に断っておきますが、僕は最高110ギル程度のほぼ初心者で、A3とか目解とかそんなのは全く気にしたこともないですし、そもそもやり方も分からないし、産み分けすら面倒臭くて出来る限り避けて通ってきた人間です。更に書くなら、ちょっと今微妙に物凄く忙しく慌しく切羽詰っている状況なので、1日30分もプレイ出来れば良い方です。そんな中でのプレイ日記(毎日書けない時点で日記ではないけれど、他に言葉が思い浮かばない)ですが、よろしくお願いします。
 前置き省略したはずなのに長いよ。


▲血統効果は後々影響してくる。
 さて、まずは初期牝羽の確認です。
 詳しく説明してしまうとまた長くなるので、というか今これを書いているのが午前0時半でそろそろ寝ないと明日が厳しいので色々省略します知りたきゃ調べてください。とにかく最初は「血統効果に赤字がないこと」これ重要。で、何度かセーブ&リセットを繰り返し、デザートサパー系の牝羽を出しました。とりあえず最初はスワップで代を進めようと思っているので、好都合です。よかった。
 チョコスタはダビスタと違い、牡も牝も引退後牧場に残し、カップリングさせることが出来ます。つまり最終的には、血統表の全てが自家生産のチョコボで埋まるわけです。

▲unknownをどんどん消していく。
 血統表内のチョコボの「血統効果」が高ければ高いほど、産まれてくる仔の能力も上がっていきます。更にクロスや渋い配合、ニックス、父父ニトロ等の配合理論を組み合わせることにより、通常では得られない効果を得ることが出来ます。そうして徐々に能力の底上げをし、ある程度の土台が出来上がったら配合を考え、産み分けをしつつ慎重に育てていく…。本当に気の遠くなる作業です。
 とにかく当面はラクに価格(チョコボの評価数値。高い程強い)を上げられるスワップカップリングを行うことにして、ネックとなるのが「資金」の存在です。
 チョコボを育て、レースに出し、得た賞金で少しずつ牧場を大きくしていく…それが本来のこのゲームの楽しみ方なんでしょうけど、僕にはそんなことをしている時間が無いんです。全羽訓練してレースに出してなんてやっていたら、五代血統表が埋まるのに軽く半年は掛かります。毎日やるわけじゃないし。

▲究極的には資金要素は不要。
 なので、さっさとギルを不自由しない程度に増やしてしまいましょう。
 一応資金がゼロになると債務超過でゲームオーバーになってしまうのですが、そういった「ゲーム的要素」は、極限まで無駄を排除するプレイの上では不要な要素でしかありません。
 セーブして、レースの結果を見てリセット。ロードし、先程勝った羽に懸けまくります。まとめ買い出来ないのはダビスタと同じですが、これはもう伝統みたいなものなので仕方ないです。
 無心のまま羽券を買う。なんという作業ゲー。

 ギルの準備が整ったところで、いよいよ次回は初めてのカップリングです。
 出来れば80ギル程度の仔が欲しいところだけど、産み分けするのも面倒なんで、もう何でもいいです。
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